本格的な梅雨の到来に気がめいりがちなSKです。
雨の日に顧問先回りのため運転をしていると、ヒヤヒヤとします。傘を開いた下校中の小学生が歩道脇の水溜りに足を突っ込み、遊んでいる姿があちこちにあるからです。びしょ濡れも楽しい、そんな子供時代が私にもありました。服や靴が濡れるのが不快に感じるようになったのはいつからでしょう。雨遊びで得られる楽しさと、濡れた衣服や靴の後始末の苦労のバランスが、いつからか逆転したんですね。共働きで早めに帰宅してしまうと、濡れそぼった私に玄関先で新しいタオルを渡してくれる人がいません。たとえ誰かが家にいたとしても、出てきてくれないかも。ある雨の夜、奥の部屋から面倒そうに聞こえてくる「おかえりなさい」の声。いくら待ってもタオルは届かず、服のジメジメした不快感が心までチクリと刺します。SK宅では家族関係そのものが湿りがちなのでしょうか。そんな時の癒しは、梅雨の湿気で伸びやかな姿のコケさんたちであります。